六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!19【146】

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バカラで遊んでいる客達の視線は、1ゲーム終わるごとにある場所へと集中する。

テーブルの右端――カードシューがある場所の上部だ。そこには、iPadを一回り大きくしたくらいのタブレット掲げられている。画面には、碁盤の目のようなマス目と、赤と青の丸印がいくつも並んでいる。

「アレ、何なの?」

Sさんがそれを指さして尋ねてきた。

「あれは出目表ですよ。バンカーが勝ったら青の丸印が付いて、プレイヤーが勝ったら赤の丸印が付くんです。どちらかが連勝したらどんどん縦に伸びていくんですよ」

「はー、なるほどねぇ」

「バカラでは、伸びてる方に乗って賭ける人が多いみたいですね」

「じゃあ、あの緑色のヤツは何なの?」

「あれは『タイ』だから、引き分けだったときです」

そこまで言うと、ディーラーの「ノーモアベット」の声が聞こえてきた。
見事な手さばきでカードシューから二枚ずつのカードを取り出す。

「プレイヤー……ナッシング」

プレイヤー側は『K』と『K』の二枚。プレイヤーにベットしていた私としては最悪の数字だ。ペアベットに賭けていたら11to1だったのに……と思わずにはいられない。

「バンカー……ツー」

バンカー側は『Q』と『2』だ。どちらも弱い。

「この場合、どうなんの?」

Sさんが耳打ちしてきた。

「プレイヤー側は二枚の合計が5以下ならもう一枚、バンカー側は合計が2以下だったらもう一枚っていうのが基本です。だから今回は両方ともにもう一枚ずつ引きます」

Sさんは口をとがらせて頷いた。
すぐさまディーラーがプレイヤー側に一枚のカードを滑り出した。

「プレイヤー……ワン」

犬の鳴き声ならどんなによかったことか。プレイヤー、万事休す。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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