六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!43【170】

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カジノという場所は実にオモシロイ。様々な国の人間が同じテーブルを囲み、思い思いにゲームを楽しんでいる。基本的に客同士は敵対することはなく、奇妙な連帯感に包まれている。

大人になると子供の頃と同じように友人同士と遊ぶということが少なくなるものだ。だが、カジノは『大人の遊び場』としての機能が備わっているように思える。

そんなことを思いながら、ディーラーの鮮やかな手さばきで配られるカードに視線を落とす。

私の目の前には、二枚の『8』が配られた。ディーラーのアップカードは『9』。

――キビシイなぁ、まったく。

そう思いながら自分の順番がくるまで他の客のアクションを眺める。
例のロシア人の前には『K』と『5』があり、合計は『15』だ。
ロシア人は顎に手を当ててしばらく逡巡したあと、カードの前で人差し指を横に滑らせた。『サレンダー』のアクションだ。

『サレンダー』とは、布袋寅泰の7枚目のシングル……ではなく、降伏という意味。その意味通り、ディーラーに勝てないと判断した場合、掛け金の半額を差し出すことを条件に、勝負から降りるのだ。

ディーラーはロシア人のベットから半額を回収し、同時に二枚のカードも回収した。

――あーあ、そこは普通に『ヒット』だろー

心のなかでそう思ったが、決して口には出さない。他人のプレイに口を挟むのはマナー違反だ。だが、前述の『ベーシックストラテジー』に基づけば、もっとも合理的なアクションは『ヒット』なのだ。

さて、いよいよ私の順番がまわってきた。

私は自分のカードの前で人差し指と中指をパカっと開き、ピースサインを出した。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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