六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!58【185】

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プレイヤー側の合計は現時点で『0』。バカラにおいては最悪のスタートとなってしまったが、同時にこれで終わらないのもバカラの面白さ。

「バンカー」

ディーラーが小さくつぶやき、バンカー側の二枚のカードをテーブル上で滑らせた。二枚のカードが向かった先は、バンカー側のベットオーナーの前。

バンカー側のベットオーナーは、サングラスとキャップを身につけた巨漢の男だ。派手なアロハシャツにハーフパンツ、さらにはトゲトゲの鋲が無数に出たゴツイ靴を履いている。その靴はさながらスーパーマリオの敵キャラの「トゲゾー」のようだ。その男の背後には、取り巻きの男たちが四人ほど控えている。

「9に近いほうが勝ちってことだろ」

取り巻きの男の一人がつぶやいた。どうやら彼らも日本人のようだ。やはり韓国のカジノには日本人が多い。

トゲゾー男はその大きな手でバンカー側のカードを覆った。一枚目のカードを折り曲げるようにして絞り上げる。

「フンッ!」

トゲゾー男が鼻を鳴らしながら、一枚目のカードをディーラーに投げ返す。オープンされたカードは『2』だった。決して良いカードとはいえないが、まだまだ何があってもおかしくない。

トゲゾー男が二枚目のカードに手をかける。先に横からしぼり始める。3サイドが出ればほとんど万事休すだが……。

「チッ……」

トゲゾー男の舌打ちがテーブルに響いた。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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