六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!59【186】

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無残に折り曲げられたカードがディーラーに向かって放り投げられた。

ディーラーはそれを受け取ると、両手で折り目を直してからバンカー側へと静かに置いた。

「バンカー……ファイブ」

二枚目のカードは『3』だったのだ。これでバンカー側の合計は『5』となった。ひとまず即死は免れた格好だ。

現時点でプレイヤー側は『0』、バンカー側は『5』。プレイヤーの不利は変わらないが、まだ逆転の目はある。

「プレイヤー……」

聞こえるか聞こえないかのボリュームでディーラーが言った。
カードシューから一枚のカードをプレイヤーサイドへと取り出してから、そのままSさんの目の前まで滑らせてきた。

運命の三枚目だ。

バカラのルール上、バンカー側の合計が『5』の場合は、プレイヤー側の三枚目のカードが『4』『5』『6』『7』ならばバンカー側にもう一枚カードを追加する。それ以外だった場合はバンカー側はカードを追加せずにそれぞれの合計で勝負することになる。

そのため、Sさんがここでもっとも引きたいカードは『8』か『9』ということになる。『8』か『9』ならばバンカー側に三枚目のカードを引かせることなく、『8 or 9』対『5』となりプレイヤー側の勝利が決まる。

逆に『1』『2』『3』『10』『絵札』を引いてしまうと、その瞬間に負けが確定してしまい……十万円を失ってしまう。

Sさんは深く息を吐き出し、カードに右手を重ねた。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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