六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!62【189】

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トゲゾー男は舌なめずりするように唇を舌でぺろりと舐めてから、カードに手をかけた。

プレイヤー側は合計『7』、バンカー側の合計は現時点で『5』。
今からトゲゾー男が引くカードが『2』ならば同点、『3』か『4』ならばバンカー側の勝ち。それ以外ならばプレイヤー側の勝ちとなる。はっきり言って、Sさん――バンカー側としては十分すぎる状況ではある。

私とSさんはトゲゾー男の手元を睨みつける。こういう時は「○○以外!!」と願うよりも「○○でいいッ!!」と願う方が良い気がする。

――ピクチャーでいいッ!!ピクチャーピクチャーピクチャーァァッ!!

私は心のなかで何度も絵札が出ることを願った。勝ってしまえばスコアなど何対何でも関係は無い。もっとも出やすい絵札がサクッと出てくれればそれで良いのだ。

トゲゾー男がカードを縦にして絞り始めた。ヤツの顔も真剣そのものだ。取り巻きの男たちも固唾を呑んで見守っている。

トゲゾー男がジリジリとカードを絞り上げ、そろそろスートが見えるであろう瞬間に、突然カードを両手で伏せた。

そしてこちらに顔を向けて、ニヤリと口角を上げた。

「ひとまず……足はついとるでぇ」

トゲゾー男は嫌味ったらしく言った。

足がある……ということは『4』から『10』のいずれかということだ。
トゲゾー男がカードを横に向けて視線を落とした。

いよいよだ。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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