六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!63【190】

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縦に絞って足がある――スートがふたつ見えたということは、『4』から『10』が確定した。ピクチャーの願いは届かなかったが、まだ全然勝ち目はある、というか大きい。

『2』と『3』の可能性が無くなったのだから、『4』が出たらバンカー側の勝ち、それ以外ならばプレイヤー側――Sさんの勝ちということだ。確率にすれば6/7=約86%でSさんの勝ちとなる。十分すぎる状況だ。

86%の確率で10万円が20万円に化け、14%の確率で10万円がゼロになる。鼻血が出そうな期待値だ。

トゲゾー男が両手の親指でカードの端をつまみ、インデックスを隠す格好をとる。次の瞬間、カードを4センチほどつまみ、そこから90度に折り曲げた。

普段、トランプを折り曲げてしまうことなど常識的にありえない行動なので、ひん曲がったカードを見ると違和感がハンパない。

トゲゾー男はそこからさらに、カードを絞り上げていく。いよいよ、サイドのスートが見えてくる。

トゲゾー男の両手に力が入ったのがわかった。
次の瞬間、トゲゾー男は両手でカードを押さえつけて、おもむろに顔を上げた。何かが見えたのだろう。

トゲゾー男がこちらに顔を向けて、いやらしくニヤついた。

「2分の1や」

そう言って、右手で押さえつけたカードをテーブルに擦りつけ始めた。

2分の1で、カードをこする……ということは。

「消し飛ばしてやるよッ!!」

トゲゾー男がカードをこするスピードが上がった。

――ツーサイド。トゲゾー男のカードは『4』か『5』……だ。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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