六本木ヒルズからの七転八倒

【コラム】激闘!韓国カジノ編!64【191】

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「何やと思う?」

Sさんがトゲゾー男の方を指さして尋ねてきた。

「ほぼ間違いなくツーサイドです。だから『4』か『5』ですよ」

「マジでかッ!?」

「逆にツーサイド以外だとしたら、すでに負けだとわかってるハズだから……あんなに粘ってカードを擦るってことは、間違いないです。『5』ならSさんの勝ちですけど……」

私がそう説明すると、Sさんは眉をひそめてトゲゾー男の方へと視線を戻した。

「2分の1か……」

Sさんがつぶやいた。もともとバカラはほとんど2分の1の半丁博打だ。それがここにきて分かりやすく顕在化しただけなのだ。

テーブル上とその周りにいる人間の視線が集中する中、トゲゾー男の手の動きが止まった。真ん中のスートを飛ばし終わったつもりなのだろう。

トゲゾー男がテーブルの中央に視線を向けてから、カードを両手で挟み込むようにな格好で持ち上げた。

「ツーサイドやで」

そんな分かりきったことを今さらドヤ顔で言われても、こっちは困る。問題は『4』なのか『5』なのか、ということだ。

「これで勝ったら5連勝やんなぁ」

トゲゾー男が取り巻きの男たちに言う。取り巻き達が黙って頷く。

「それじゃあ……また勝たせてもらおうかッッッ!!」

トゲゾー男がカードを右手に乗せ、ハエでも潰すかのようにテーブルへと叩きつけた。

ドンッという激しい音と共に、運命のカードが衆目に晒された。

「ヨッシャァァァァァ!!!」

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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