六本木ヒルズからの七転八倒

【師弟編117】改名『神々!ランプ』

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ジャグラーのシマに戻ると、ちょうど裕子が五十嵐さんの台の『7』を揃えてあげるところだった。淡い光を放つGOGO!ランプは、いつ見ても神々しい。いっそのこと『神々!ランプ』に改名してもいいのではないだろうか。

裕子が『7』を揃えると、GOGO!ランプは光を失い、五十嵐さんは裕子に会釈をした。

「五十嵐さんもビッグ引いたんだ。女性陣はヒキが強いねぇ」

自席に身体を収め、裕子の下皿にあったコインに手を伸ばした。刹那、その手をパシンと叩かれた。

「なんだよ?ノリ打ちするんだろ?」

「引き弱さんはノリ打ち除外です!自力でプラス域になったら仲間に入れてあげる」

「なんだよそれ……」

私が呆れていると、その一部始終を見ていた五十嵐さんが笑っていた。

「で、どうだったの?」

「どうって?」

裕子は遊技する動きを止め、片眉を下げた。

「木部っちと話してきたんでしょ?先輩スロプーとしてなんとか言ってあげたんじゃないの?」

「あぁ。話してきたけどさ……ありゃ、おそらくダメだと思う」

「ダメってどういうこと?」

私は頭を掻きながら、裕子の台のGOGO!ランプを見つめた。他人の台のGOGO!ランプはどうして今にも光りそうに見えるのだろうか。そんなオカルトじみたことを考えながら、私は視線を裕子に戻した。

「なんだかよくわからんが、木部はもう覚悟を決めてるんじゃないのかなぁ」

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長崎 正吾

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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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