六本木ヒルズからの七転八倒

【痔瘻編01】体内に感じる「ビー玉」のようなもの

←BACK【コラム】スロッターと痔についての考察【11】

2012年3月、いつものように仕事を終えて帰宅した私は、着替えを済ませトイレに立った。洋式便所に向かって仁王立ちで用を足す。身体の中の老廃物が水分となって全て体外へ放出され、私は軽く残尿を切る仕草をした。

その時である。臀部のあたりに僅かな違和感を覚えたのだ。いや、臀部というよりも、正確には肛門の少し左側の部分。

――何だ?

一瞬だけ気にはなったが、痛みがあるわけでもないので、別に大したことは無いだろうとすぐにトイレを後にした。

だが、やはり何かオカシイ。リビングで椅子に座りながら東野圭吾の「容疑者Xの献身」を読んでいても、肛門のすぐ左側に何か違和感がある。体勢を変えてみてもそれは同じ。これは変だと業を煮やし、おもむろにスウェットのズボンとトランクスを脱ぎ捨て、違和感のある場所にそっと指を伸ばした。

するとどうだろう。肛門から左側に1cmほどずれた皮膚の内側に、コリコリとした「シコリ」を感じるではないか。それは、直径5mmくらいのビー玉が皮膚の下に埋め込まれているような感触だった。しかも、かなりの硬さがあるようで、強めに押すと若干の痛みも感じた。

これまでの人生で特に大きな病気をしたことがない私は、これは何か重篤な病気なのだろうかと不安になり、何度も何度もその部分を触って確かめた。

居ても立ってもいられなくなった私は、翌朝すぐに近所の大腸・肛門科へと駆け込んだ。

→NEXT【痔瘻編02】苦悶の表情を浮かべる、働き盛り

profile

長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
  • 性別:
  • 誕生日:
  • 血液型:
  • 出身地:
  • 好きなもの:
  • 嫌いなもの:
  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

calender

11月≫
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

戻る