六本木ヒルズからの七転八倒

【痔瘻編07】「膿を抜く処置、ですか?」

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「痔ろうっていうのは、こう……直腸で入った菌がトンネルを作るわけですよ。それがどんどん長く伸びて、最終的には皮膚に到達する……と」

「はぁ……」

美人医師のエコー検査を終えた私は、第三診察室に戻り、院長から痔ろうの説明を受けた。

「あなたの……えー長崎さんの場合は、まだトンネルが貫通していない状態。ここに白いのが見えるでしょ?これがさっき触ったシコリね」

院長の指差した先には、美人医師が撮影したエコーの画像が貼られていた。確かに他より白くなっている部分がある。院長は続ける。

「要するに、膿が溜まってる状態なんです。これは、このまま放っておくと、そのうち激痛と高熱で大変なことになっちゃいますからね。ですので、今からこの膿を抜く処置をしてしまいます」

「……膿を抜く処置、ですか?」

「そうです、ちょこっと針を刺してね、そこからチュっと膿を抜く処置です。五分くらいで終わりますし、血が止まったらすぐに帰れますから問題ありません。今後の治療方針については、処置が終わってからゆっくり話しましょうか」

「は、はぁ」

「処置は私とは別の先生がやってくれますからね。それではまた後ほど」

そこまで言うと、院長は机のカルテへと何かを書き込みはじめた。

「それでは長崎さん、処置室は二つとなりの部屋になります。そちらの前でお待ちください」

後ろに控えていた看護師さんに促されるまま、私は第三診察室をあとにした。

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長崎 正吾

  • 名前:長崎 正吾
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  • 1978年生まれ。34歳の夏、職を失う。20代の頃にスロットで生活していたことを思い出し、フラリとホールへ舞い戻る。そのままスロット生活者へ。基本的にはジャグラーシリーズのみを打つスタイル。スロットで糊口を凌ぐ傍ら、iPhone/Android向けアプリ「ジャグラーで喰う技術1&2」をリリース。

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