パチンコの天井は10年前にもあった【今日から役立つ豆知識】 | PACHINKO・SLOT でちゃう!PLUS
2020/06/11 07:30
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パチンコの天井は10年前にもあった【今日から役立つ豆知識】

今日から役立つ豆知識

皆さんパチンコに搭載され始めた遊タイムはご存知でしょうか?

遊タイムとはいわゆるスロットの天井機能で、今年の4月以降に導入された機械から搭載している場合があります。現在稼働中の機械では「PF.真花月2 夜桜バージョン」や「Pリング呪いの7日間2 JN」などがありますね。

ただ、知っているでしょうか?

パチンコの天井機能と言われるものは、遊タイムが初めてではないのです。豊丸産業に潜む天才が、10年も前に世にパチンコの天井機能をリリースしていたのです。

その名も

CR天上のランプマスター(豊丸産業)

スペック

大当り確率 低確率時 約49.6分の1
高確率時 約39.5分の1
確変割合 97%
ST回数 127回転
トレジャータイム突入率 約152.6分の1
トレジャータイム継続率 約85%
賞球数 3&3&10&14
大当りラウンド数 4or15ラウンド
アタッカーのカウント数 8個
電サポ機能 70or127回転
大当り出玉数(払い出し) 15R 約1440個
4R 約390個

 

大当り出玉

ヘソ・電チュー ラウンド数 電サポ回数 振り分け
ヘソ入賞時(通常時) 15R確変(出玉あり) 127回転 2%
4R確変A(出玉あり) 70回転 9%
4R確変B(出玉なし) 70回転 86%
4R通常(出玉なし) 70回転 3%
ヘソ入賞時(潜伏確変時) 15R確変(出玉あり) 127回転 2%
4R確変A(出玉あり) 70回転 9%
4R確変B(出玉なし) 0回転 86%
4R通常(出玉なし) 0回転 3%
電チュー入賞時 15R確変(出玉あり) 127回転 2%
4R確変A(出玉あり) 70回転 9%
4R確変B(出玉あり) 70回転 86%
4R通常(出玉あり) 70回転 3%

 

本機は2010年に豊丸産業から登場しました。

大当り確率は低確率時が約49.6分の1で、高確率時が約39.5分の1。確変割合は97%で、15回のリミット付きSTタイプとなっています。

通常時はほぼ潜伏確変状態で、潜伏確変中の確変当りはほとんどが再度潜伏するという仕様。

潜伏確変中は15R確変(2%)か4R確変A(9%)を引くと電サポ70or127回転の連チャンモード「トレジャータイム」に突入します。

また、内部状態が通常状態のときに大当りすれば、必ずトレジャータイムに突入します。

通常状態へ移行させるには……

潜伏確変状態で15連チャン(リミット到達)
4R通常(3%)に当選
ST127回転を消化

上記3つの内のいずれかの条件を満たすと天上到達となり通常状態に移行します。

そして天上到達後に大当りするとトレジャータイム突入となりました。

トレジャータイムは継続率約85%となっており、内部状態は通常or確変で、70or127回転を消化すると終了。ほぼ70回転で終了しますが、内部が確変状態ならトレジャータイム後に57回転消化すれば天井到達。内部が通常状態であれば、そのまま天井状態となり、再度トレジャータイム突入のチャンスとなります。

 

小難しくてよく分からないという方もいると思うので簡単に説明すると、通常時127回転ハマるか、15回連続で出玉なし確変を引くか、3%の通常当りを引くと内部状態が通常となり、次の大当りで必ずラッシュに突入するというのが本機の天井でした。

 

遊タイムのように、消化した回転数によって時短がつくものではなく、当たればラッシュ(トレジャータイム確定という、どちらかというと5号機初期のスロットにあった天井=超高確率状態みたいな機能ですね。

これだけ考えると現在の遊タイムのほうが、天井としての性能は優れているのかなと思います。

現状の機械だと遊タイム中の大当り=ラッシュ突入濃厚というものしかないですし、遊タイム中は投資も止まりますからね。その分、遊タイムの方が到達のハードルが高いですが……。

実は昔にもあった天井機能いかがだったでしょうか? 筆者はこの台の仕様を知ったときに、やっぱり開発には天才がいるんだなぁとしみじみ思いました。今回の解釈基準の変更で、遊タイム以外にも時短機能に変更があったので、今後登場する機械は「天上のランプマスター」のように複雑で面白い仕様が増えるかもしれません。

機会があれば、豊丸産業に潜む天才(勝手に思っているだけ)の話でもしてみようと思います。直接お会いしたことはないですが。